最近では私のレッスンには、手術対応と言われた変形性関節症や、ヘルニア、バセドーやハシモト病などの甲状腺疾患、逆流性食道炎、胆石などなど
整形外科的疾患のみならず、内科的疾患のご相談でも多くのクライアントさんにお越しいただいています。
ピラティスの有効性、効果は本当に素晴らしく、良い変化をたくさんご一緒させていただいています。
レッスンでは、身体の使い方に関しての指導がメインにはなりますが
時々お食事内容に問題があるなと感じる場合には、お食事指導もさせてもらっています。
以前、私がヨガのティーチャートレーニングに参加した時に、ベジタリアンだった先生が身体に起きた異変のお話をしていました。
先生は、卵やお肉、お魚などを一切断ち、玄米中心の生活をされていたそうで、
海外出張の際にもスーツケースの中にパンパンに玄米を詰め込んでいくほどのバリバリのベジタリアン。
そんな先生は、
海外で通訳のお仕事をする中でどんどん体調が悪くなっていた、とのこと。
ろれつが回らない、めまいがする、フラフラする
それに比例するように、ホテルの朝食に出されるスクランブルエッグを食べたい気持ちがどんどん増えてきたそうです。
ある日その誘惑に負けて、スクランブルエッグを口にすると、身体中にエネルギーがみなぎり、めまいも体調不良も一気に治ってしまったとのこと。
先日、ヨガを熱心にされている中谷美紀さんも、テレビで同じようなことをお話していたそうです。
中谷美紀
これらは、極端な例ですが、
ベジタリアンには、タンパク質が絶対的に不足することが多いです。
また、ベジタリアンでなくとも、タンパク質摂取量が足りていないクライアントさんはたくさんいらっしゃいます。
身体の60~70%は水でできており、残りの20パーセントがタンパク質、あと20%が脂肪です。
体脂肪率が30%という方は、その分タンパク質の量が減っていくわけですね。
タンパク質が作り出すものは、私たちが考えているよりもたくさんあります。
タンパク質と言うと、
「筋肉」
のイメージがあるかもしれませんが、
何より、タンパク質は、内臓を作る元になります。
そして、美や健康に大切な、ホルモンやお肌もタンパク質から出来ています。
あなたの食生活はどうですか?
麺類や、チャーハン、菓子パン、お菓子など炭水化物ばかりに偏っていませんか?
一食とる間に、手のひら一枚分のお肉を食べやお魚が必要と言われていますから、
何か身体に問題があるという方はまず、ご自身のタンパク質摂取量をチェックしてみてください。
膝が痛いという方も、腰が痛いという方も、タンパク質摂取不足による筋量の低下が、痛みを引き起こしていることもありますよ。
tomoco