ピラティスインストラクタープロコース

マッサージのお仕事の人に多い肩甲骨周りの痛み、痺れのためのピラティス

ピラティスインストラクタープロコース。

昨日は、かえさんの15回最終回でした。

モデルに来てくださいましたのは、とっても華やか美人のMちゃん。

マッサージのお仕事をされてます。

マッサージのお仕事されておられる方に多い、肩甲骨あたりの痛み、胸郭出口症候群。

Mちゃんも左肩甲骨の内側が常に痛い、しびれるとのこと。

MRIを撮っても特に異常は見られなかったそうです。

マッサージのお仕事をされる方は肘や手首、肩の関節に過度な負担が掛かる時間が長く、肩甲骨周り鎖骨周り、手などに痛みや痺れなどが出ることがとても多いです。

すべての疾患や痛み、病気、怪我 に共通して言えることですが、問題が出てる箇所だけを見ないことがとても大切です。

膝が痛いという場合でも膝自体に問題がないことはたくさんたくさんあります。

カラダはバランスが命。

ミクロ(一部)を見るのではなく、グーッとズームを引いてマクロ(全体)で見る。

木を見ず、森を見る?という言い方でいいのかしら?

すべての関節が自分に任された仕事をきちんとすることが、負担のかかる関節や筋肉を作らず健康でいる秘訣ですね。

左肩甲骨の内側が痛い、しびれるというMちゃん。

姿勢を見るとパッと見、とても綺麗なのですが、肩甲骨には大きな乱れが。

両側共に挙上、左はかなり挙上し大きく上方回旋しています。

そしてMちゃんの身体は関節が緩めで筋緊張が低め。

腕の重み自体が関節の負担になっています。

そのため、仰向けで寝る時には必ず腕の下にタオルを引いてストレスを軽減してあげます。

これだけでも呼吸が楽におこなうことができ、胸椎の動きの改善が見込めますよ。

胸椎の動きが正しく出なければ肩甲骨は正しく動きません。

その逆も然りです。

今回もいろいろなエクササイズやっていただきました。

それから

こんなのも。

そんな中、今回の一番のポイントは、肩関節の安定性。

肩甲上腕リズムと言って、腕が上がっていく際に動く肩甲骨の正しい角度というのがあるんですが

Mちゃんの場合は、左のほうがその機能を上手く出来ていなくなっていました。

肩甲胸郭関節の機能不全というのがあり、そこに対するアプローチを。

写真のように肩関節の正しい動きを獲得していきました。

それで、肩甲骨の問題はすっきり解決。

レッスン前後の変化写真です。

beforeでは左側の肩甲骨が左の上腕骨に引っ張られてしまっていたため、肩甲骨が胸郭上を滑らなくなってしまっていました。

afterでは、胸郭上に肩甲骨が戻り、詰まりが消失。

Mちゃんの左首回りの痛みとだるさが消失。

横から見ると、頭が大きく前へ行っていたのが改善されていますね。

関節がゆるくなってしまう原因は、甘いものの食べすぎや水分の摂りすぎなどいろいろありますから、その原因を探り根本的な改善を目指しましょう。

今回でプロコース卒業♪かえさんのレポートはまた後日ゆっくり書きますね。

プロコースは4月からリニューアルします。

詳細は今月末にはホームページ、ブログに上げる予定です。

ご興味ある方は良かったらチェックしてくださいね。

tomoco

-ピラティスインストラクタープロコース